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2021年10月28日木曜日

中華CNCを組み立てた(その3・リミットスイッチをつける)

少しずつCNCを育てています。この休みはリミットスイッチをつけることに。

リミットスイッチは、各軸の移動範囲を制限し、サーボモータや機械を保護するために設置します。部品箱に都合よくマイクロスイッチが6個あったのでこれを使います。

ピン配置を調べる

制御基板のコネクタをあたって基板のピン配置を調べます。

ノイズが動作に悪影響を及ぼすようなら、コネクタに5Vが来ているのでこれを使って信号線をプルアップしておくと良いのでしょう。(テスト中は特に変な動作もせず、必要と感じなかったので、以下の作業でプルアップはしていません。)

SIGとGND,SIGとVCCを接続しても何も起きない。調べたところ、grbl の設定が必要と判明。

コンソールから $21=1 とすると、ハードリミットが有効になりました。

リミットスイッチは信号ピンをGNDに落とすと動作します。作動中に停止するとGRBLControlのコンソールにリセットを促すメッセージが出るのでリセットボタンを押すと、こんどはアラームが表示されアンロックするよう指示が出ます。アンロックで動作復帰。

ついでにストップスイッチをつなぐコネクタの動作も確認。閉じるとスピンドルが止まったのでそのうち押し釦をつけよう。

スイッチ回路

配線は単に二つのスイッチを並列に接続しただけのもので、回路というほどのものでもありません。

端子はノーマリオープンの方を使った

スイッチの取り付けベースを作る

3Dプリンタでベースを作ります。

フレームを止めるボルトに共締めにしてみたが

べつに両面テープでいいや

3軸すべてにスイッチを取り付けて、閉じると送りが停止することを確認しました。

ホーミングの設定と動作確認

自動での機械原点復帰(ホーミング)も試します。以下は設定のメモ。

ホーミングを有効にします。$22=1 と設定し、制御ソフトで原点復帰を指示すると、機械が原点合わせのために各軸のリミットスイッチを探しに行きます。

ホーミングフィードは原点スイッチに当たった後の移動速度 $24=100 としてみます。

ホーミングシークは原点スイッチに当たるまでの高速移動速度 $25=200 としてみます。

ホーミングデバウンスはスイッチのチャタリング防止のフィルタ $26=10 ms

ホーミングプルオフはリミットスイッチに当たってからバックする距離 S27=3 mm


今回はここまで。つぎは非常停止スイッチをつけます。


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