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2020年7月28日火曜日

SOTA JA8/KK-002 北鎮岳(上川郡東川町)

2,244m 10pts

久しぶりに約束がない休日だったので、山に行って無線をしてきました。

大雪山ならどこに行こうかとちょっと考えて、今回は北海道第2の高峰(一番は旭岳)、北鎮岳に登ることにしました。

赤岳から白雲岳に縦走してのアクティベーションも魅力的でしたが、天気があまり長持ちしなさそうだったので、比較的時間のかからないほうを今回は選んで。

前にも何度か行っていて勝手がわかっているしね。

さて、まずは黒岳にのぼらねばなりません。北鎮はその4キロ向こうです。

層雲峡温泉にある黒岳ロープウェイの始発は6時。5合目まで一気に登ります。

そこからリフトに乗り継いで7合目まで楽をします。

さすが黒岳は古くからの北海道観光の要衝だけあって、登山道がよく整備されています。
急斜面をジグを切って登るので、必然と階段登りが多くなります。

濃い青はトリカブト。熊を射止めるのに鏃に塗る猛毒草。

ガスは薄いが展望はまったくなし。

黒岳を通過。そこから北鎮岳へはお鉢平を囲む高原散歩・・・







こんなにお花がたくさんあったっけ。前に行った時は秋だったからな・・・

カルデラの周りの稜線歩きは楽チンですが、最後は北鎮岳直下からかなりの急を登らされます。

山頂。展望なし。

それでも時々雲が切れます。良い眺め。

旗は写真を撮るときだけつけます

無線の方は、まず7-CWから入りましたが、コンディション悪く、スキマーにも拾ってもらえず(ここ数日こんな調子でスキマーが止まっているのでは?と思わされるくらい)、まずは道内局に応答いただきました。ああ、これは飛んでないパターンです。

セルフスポッティングしてCQを呼ぶと、ほどなく本州からも応答がありました。

今日は稚内のイオノグラムもやる気なしな感じでショボショボ・・・

14-CW もあまりよくなく、再度7-CW に戻って2局交信して時間切れです。

ここ数日、日課の7MHz電信はコンディションもいまいち、時折レーダーのパタパタでバンドがつぶされて、よくないです・・・

12局交信していただき、北鎮岳のファーストアクティベーションを成功裡に終了しました。

天気が持てばお鉢一周と思っていましたが、午後から天気が崩れる予報だったので、日程を短縮して急いで来た道を戻ります。
下山後に土砂降りが降りました。

本日も各局お相手いただきありがとうございました。

2020年7月16日木曜日

SOTA JA8/KK-005 十勝岳(上川郡美瑛町)

2,077m 10pts

7月14日は十勝連峰の主峰、十勝岳でSOTAアクティベーションをしてきました。

自宅から登山口までは1時間足らず、天気が良ければ近所の開けたところからよく見える山です。

この山はだいたい30年に一度のペースで噴火するのですが、前の噴火から31年経っており、もうそろそろ火山活動がある時期です。6月初めにも火口の発光があったようで油断ができません。

登ったことがあるとばかり思っていましたが、これまで一度も登っていませんでした。そうだそういえば昔登ったあれは、となりの上ホロカメットクだ。

4時半に出発して、コンビニに寄っても5時半に登山口の望岳台防災シェルターに到着。支度して、ツイッターに投稿してから5時54分登山開始。天気は曇り空、ところどころ青空が覗く程度。


火山なので地面は岩と火山灰と軽石ばかりですが、火山灰が細かくてしまっているからか、浮石があまりないので歩きづらくはないです。

あちこちにイワブクロが

ウラジロタデ

 火山だから砂と岩の山かと思っていたが、あんがい植物も多くて楽しい。こりゃ旭岳よりもずっとおもしろいや。

マルバシモツケ

中間地点の避難小屋

晴れ間は初めの一瞬で山頂までずっとガスの中。

メアカンキンバイ

予定より1時間も早く、8時半過ぎに山頂に着きました。でも9時前から運用するのにはちょっと時間が足りない。


VCHアンテナを立てて、一息ついてから7MHz帯電信でCQを出します。ほどなく3エリアの局とこの日のファーストQSO。次いで呼ばれたのは意外なことに道内局。MUFが高く道内相互のコンディションがよかったようです。
Jクラスタに情報をあげていただいたこともあり、平日にも関わらず7メガではたくさん交信していただきました。

 この日はこのあと10−14とバンドチェンジし、最後はFT818の電池切れで尻切れになってしまい失礼しましたが、ぜんぶで31交信できました。

終わりの頃には山頂でも雲が切れ、周りが少し見渡せる瞬間も。気がつけば山頂に3時間も長居してしまいました。


下ります。
山頂下から山頂を見返す

黄色い雪渓

 来た道を戻って、帰りに白金温泉に寄ってひと風呂浴びました。
きょうも交信いただきありがとうございました。

2020年7月7日火曜日

SOTA JA8/KK-001 大雪山・旭岳(上川郡東川町)

2,291m 10pt

北海道もいわゆる「蝦夷梅雨」というやつで、6月後半ははっきりしない曇りや雨の日が続きました。野外活動も低調になり庭の雑草ばかりが元気です。

7月に入ってもそんな調子でしたが、この日、7月6日は朝から晴れ予報だったので、休日を利用してSOTAアクティベーションをしてきました。

向かった先は JA8/KK-001 、北海道最高峰の旭岳(2,291m)です。
実は旭岳、あまり好きじゃないんですよねえ(爆

ロープウェイがあって7合目まで楽ができるのは良いのですが、火山なので行程のほとんどが岩礫、火山灰で植物も少なく、歩きづらいのです・・・
山の反対側に下る縦走路があるのですが、ここもまた急坂のザレザレの直登で厄介です。キライです。

まあ、そんなこと言っていないで登ります。


6時30分の始発のロープウェイに乗りまして、6時42分行動開始です。
同じ便には20人くらい乗っていたかな。


ずーっとこんな感じの道です。天気は良好。


山頂直下のお花畑。地獄から極楽に来た気分です。ガスがかかっていて見えないことが多かったのですが、今日はとてもよく見えました。

8時22分に山頂につきました。日が変わる0900JSTまで少し時間があるので、2日またぎのサービスができるかな?と、さっそく7メガCWでCQをはじめましたが、一向に呼ばれません。

それもそのはず、RBNで拾われておらず、スポッティングがされていませんでした。携帯の電波も山影で微妙なところで、そんな状況が把握できたのはUTCの0時を回った頃でした。残念。

その後も空き周波数を見つけては、携帯の電波が届くところまで歩いて行ってセルフスポッティングするというせわしない運用でしたが、それでも1時間程度の運用で、14-10-7MHz で9交信していただきました。

SOTAはアクティベータとチェイサーの両方の協力で成り立っているのだなあと感じる、ありがたい1日でした。

さて、そのままガレガレの道を戻るのはつまらないので、旭岳の裏を降りて、間宮岳を踏んで裾合平のチングルマ群落の様子を見て帰ることにしました。

間宮岳は高度感のないグラウンドの真ん中という感じのピーク

ヤチブキ(エゾノリュウキンカ)

イソツツジ

残雪も多く、チングルマはまだこれからという感じでした。

天気良く気分も良いハイキングでした。

交信いただいた皆様ありがとうございました。