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2021年5月25日火曜日

FT-4600バックライトの修理

休日の朝ですが、いつもどおり5時に目が覚めるおじさんです。天気も良くないのでランニングはやめて工作の朝活。

先日スピーカーを交換したFT-4600ですが、バックライトが1つ消えているのが気になっていましたので、やる気があるうちに修理してみます。

左側の照明が切れていて暗い

上下カバーを外し、フロントパネルを分解して確認します。

ここの麦球が切れていた

フレキ基板で本体とパネルがつながっているので、コネクタを緩めてパネルを外します。

さすがに麦球でもないだろう、ということで、前に買ってあった電球色のチップLEDと抵抗器で構成することに。
ちなみにテスタで測ったところ、麦球の端子には無負荷で10.5Vが印加されていましたので、これとLEDの定格に合わせて抵抗を選びます。

麦球を切除、基板に残ったリードは使います

両面基板なのではんだを外すことは考えず、リードを残して麦球を切り取りました。

チップLEDが良い色だ

麦球のカバー(白いプラバン)

麦球には光束を調整するためのカバーがついていたのでつけてみましたが、照射角度の狭いLED向きではなく、やっぱり外しました。

VFOつまみにも明かりが入ってFB

最後は組み立てて完成。次の変更申請で免許を下ろして車に積もうとおもいます。

2021年5月24日月曜日

VBでプログラムを書いてみた

FT-991AMには、HFのアンテナが2系統つながっていて、片方はATUを介したロングワイヤーです。 

当然これはバンドチェンジのたびにチューニングをとる必要があって、チューナーのインストラクションによれば10Wのキャリアを出すことで自動同調回路が動作します。

なので周波数帯を切り替えると、
  • 10Wに減力
  • リグの内蔵エレキーをオフにする
  • パドルでキャリアを出す
  • リグの内蔵エレキーをオンにする
  • 50Wに増力(国内交信でCQを出すときは20Wくらいから始めることが多い)
という手順がその都度発生するわけです。

FT-991は液晶タッチパネルとマルチセレクタつまみで操作しなくてはならず、これが結構面倒くさい。

時々エレキーをオンにするのを忘れたまま相手局を呼ぶ(呼べない)という失敗をやらかします。

これはなんとかしたいと、せっかくPCにつながっているんだし、CATコントロールでなんとかしてみることに。

ちょっと調べたら、MSの開発環境(Visual Studio 2019)が無料でインストールできるということがわかりました、いい時代です。

MSOffice VBAは使っていろいろやったことがあるけれど、VB.NETは初めて。あちこちのウェブサイトで調べながらなんとかシリアル通信ができるようになったので、初めての.EXEファイルをビルドしました。

なんてことはないフォームです

チューニング設定

運用設定

ちゃんと動いた、うれしい(^^)

2021年5月20日木曜日

FT-4600の修理

ローカル局から譲り受けたFT-4600ですが、受信音が出ませんでした。外部スピーカーをつなぐとちゃんと鳴るので、中を開けます。

スピーカーを取り出して導通をチェックすると、不通です。どうやら断線しているようです。

このスピーカー、高さが15ミリくらいしかないので、取り換える相手を選びます。

秋月を探したら、12ミリ厚の「マイラースピーカー」をみつけたので、これを注文します。

振動板がマイラー、ようはプラスチックフイルムでできています。


左がマイラースピーカー。一回り小さい。

コンデンサとリードとスポンジを外して再利用します

音が出るようになりました。

音は出たけれど、左側のディスプレイ照明が切れているみたいなので次はこれを直すことにしよう。

2021年5月17日月曜日

ワイヤーフレームワーク

 休日の午後半日を使ってこんな工作を。


NE555にLEDを2個付けた”Lチカ”です。
真鍮線をつかってフレームを作り、その中に空中配線で構築しました。

この分野では先駆者というか、達人がいらっしゃいまして、彼にあこがれて真似ごとをはじめたというわけです。

https://www.bhoite.com/

このFMレシーバなんかも、すごくかっこいいです。


 

2021年5月16日日曜日

ダミーロードを壊して直した

 ダイヤモンドアンテナのDL50Aを壊しました。

BNC変換コネクタを繋いで使った後に、それを外そうと捻って回していたら、本体からMコネが抜けました。

やれやれ。

仕方がないので修理します。

中心から捻じ切られたリードが延びている

抵抗器の端から伸びたリードは切れちゃっているので、まずこれを除去して、新しくリードを植え付けます。

ピンバイスで揉みます

植毛

外した時に使った(!)BNC変換を治具に使って、もげたM型プラグをねじ込みます

芯線をはんだづけ。コネクタの絶縁体がグラグラしていたのでエポクリアーで固定。

はい元通り

まさかコネクタが抜けるなんて思いませんでしたよ。

メーカーの名誉のために付け加えると、コネクタの勘合部は抜けないようにはじめからイモネジで止められています。
でも、もうちょっと締め付けてある方がいいと思うな。

2021年5月8日土曜日

アンテナをめぐる旅(後編)

翌日、5月7日はひたすら南下し旭川を目指します。

途中HFで運用でも出来たらと思いましたが、この日も風が強くアンテナが出せません。出せば出せたんでしょうけれど、その気もそげる北風でしたね。

道すがら、利尻富士がよく見えました。

白い恋人のパッケージの山です

国道40号線を走っているとふと2本のアンテナがみえました。もちろん引き返して確認してきます。NICTのサロベツ電波観測施設とあります。

仕事の日の昼休み、なにげなく開いたNICTのサイトでイオノグラムが伸びているのを目にすると、いてもたってもいられなくなりますが、そこはそっとブラウザを閉じるのが大人の対応です。

なるほどここが「Wakkanai」か

途中音威子府で寄り道。

黒いそばがうまい

カフェ咲来でシフォンケーキをお土産に買って帰宅しました。無線は宿からの1Qのみでしたとさ。

アンテナをめぐる旅(前編)

 仕事柄連休というのがあまり関係ないので、シフトで休みになった5月6日、用事のついでにオホーツクまで足を延ばしました。

風が強く鳥も岸辺に集まっている

クッチャロ湖でキャンプでもしようかと思っていたのですが、折からの強風でテントを張ってもちょっと、ということで、急遽稚内に宿をとり、車を走らせることに。

途中、エサヌカ線で地平線まで伸びる(ようにみえる)道を楽しんだり

ここを走るマラソン大会がある(つらそう)

猿払村にあった樺太からの海底ケーブル陸揚局跡を訪ねたり

電電公社のマンホールがエモい

たしか被覆に昭和八年住友電工とかいてあった

宗谷岬を訪ねたり
測位施設のアンテナがあった

極めつけは旧稚内漁業無線局舎
アンテナが見えたので引き返して見に行った

とまあ、さまざまな通信施設を観察することができてよろしい道中でした。(後編に続く)