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2021年9月5日日曜日

STAYHOME です(TR-9000Gのレストア)

 7月8月の繁忙期もようやく終わり(ことしは休みがなく結構しんどかった)、ようやく山にキャンプに出掛けられるぞ!と思っていたところに、蔓延防止と緊急事態宣言が立て続けに出されました。

 職場の科学館は臨時休館で、子供たちの実習の予定が立ちません。メールでニュースレターや宿題を少し流しましたが・・・

 当然山にも出かけられず、家で工作が捗ります・・・

 FT-4600に続き、OMから譲り受けたリグの点検調整を。今回はTR-9000Gです。

 私が電話級を取得したときには、トリオでまだ現役のラインナップでしたね。さて、今回はそんな懐かしいトランシーバのお話です。

緑の7セグと麦球のメータがなつかしい

 譲り受けた時のメモには「CW交流音がする、周波数ずれ、SSBケロケロ、FM少しハムノイズ」と書いてありましたので、これらを解消することを目標にしました。

 CWのリプルとハムはドライブユニットのケミコン全交換で気にならないレベルになった。

エルナーの製品で見かけはよいが40年物

 SSBのケロケロは盛大なキャリア漏れだったので再調整してよくなった。

 さて、調整項目には周波数カウンタで1Hzオーダーで合わせるところがあるので、今回ジャン測を購入してみることに。ギャンブルだ。

喜んだのもつかの間

 岩通のカウンターが手に入り、数字が出るので喜んでいろいろ測ってみたけれど、オシロの周波数表示とだいぶんずれているのです。これはハズレをつかみましたな・・・
 カウンター内蔵のTCXOは信号を外部に引き出せるようになっているので、オシロに入力してみたところずいぶん周波数がずれているではないですか。たしか10.01MHzくらいだったような。オシロでわかるくらいだからずれまくりです。カウントできないカウンタはただのゴミだ、金返せー。(NCNRです)

 さて、一瞬ゴミをヤフオクに・・・と黒い誘いが頭をよぎりましたが、ゴミとわかっているものを売りつけるのは本意ではありません。ここは素直に10MHzの信号源を手配することにしました。自作もめんどくさいなあと思っていたら、ICT-Kuwaさんのサイトで頒布されているのをみつけました。IC-9700ユーザの間では有名な品のようです。早速メール。

超高精度10MHz基準信号発振器の頒布

 すぐに届きましたので、
 

すぐにカウンターにつないでみます。
 
新しい発振器はもちろん校正済み

 カウンターの内蔵発振器が上にぶれてますから当然少なく出ます。ズレ幅1kHzですよおくさま。内蔵発振器のトリマをいじっても調整しきれず、内蔵発振器はもうお役御免に。新しい基準発振器を外部クロックとして使います。当然ばっちり決まります。

ジャン測生き返る

 ようやくトランシーバの周波数ずれも直すことができて、3か月がかりの軽レストア終了としました。次の変更で免許下ろします。

マイクも外装も丸洗い

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