音が出るちょっとしたおもちゃを作ってみたくなったので、Atari Punk Console として知られるガジェットを工作してみました。
その名は古のゲームコンソール、Atariの名前を冠していますが、特にAtariと関係はないようで、昔のゲームマシン風の音がでることから、ネット上ではそういう名前で通っているようです。
ごくシンプルな回路で、Forrest Mims氏がラジオシャック社のために書いた小冊子 "Engineer's Mini-Notebook" で紹介されていたのが初出のようです。
今回はJamecoのサイトにあるMims氏のページを参考にしました。
NE555を2個、または2回路入りのNE556を使った回路で、一つ目のタイマのパルス出力をトリガとして、二つ目のタイマで構成したワンショットマルチバイブレータを動作させるしくみのようです。発振器はボリュームを使うとそれぞれ周波数とワンショットの長さが調整できるようになっていて、VVVFインバータを動かしたときのような独特の音色が得られます。音楽を鳴らすようなものではないですが、しばらく遊べます。
出典:https://www.jameco.com/Jameco/workshop/DIY/atari-punk-console.html
今回はこれを秋月で売っている丸型基板(P-08578)に実装してみました。
電源は006P乾電池で、電池スナップ部分とスピーカーを支えるステーとリードは直径0.8mmの真鍮線を使っています。両面スルーホール基板なので、ボリュームも基板上のランドに直接はんだづけしました。結果として造形的にも面白いものができたと思います。
電池を真鍮線で保持するやり方は割と使えそうです。
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