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2022年12月24日土曜日

秋月で買ったLTP-305HRをモジュール化


このようなものを作りました

最近LEDやらVFDやら光るものをついつい買い集めてしまいます。趣味の電子工作は光るか動くか音が鳴るか電波が出るか、まあそのあたりが王道ですから、仕方がないと思っていますが、とにかく変わったものがあると買ってしまいます。

前にも秋月でLTP-305HRというドットマトリクスのLEDを買ったのですが、何に使うともなく部品箱の肥やしになっていました。

https://akizukidenshi.com/catalog/g/gI-07440/

ヒカリモノ集めでもやっぱりレトロ趣味というのがあって、ニキシーやVFD、昔のLEDユニットなんかは、なんかいいものないかなあと思いつつ、いつまでもeBayを眺めています。

これなんか、「昔みた未来」な感じがすごくいいです。

それで見つけたのが、Hewlett-Packard のドットマトリクスタイプの数字表示器です。

こちらはMILスペックの5082-7010

BCDで値を入力すると、対応した10進数が表示されるという素朴なユニットです。

前出のドットマトリクスのLED、いざ使おうと思っても配線やマイコンのプログラミングが必要なので、つい億劫になりがちなのですが、この表示器のようにモジュールにしておけば、使いたいときにいつでも使えて便利じゃないか?ということで、このユニットを真似して表示器モジュールを作ることにしました。

制御には20ピンのPIC16F1459を使うことにして、まずは試作。



コードはこちらです。

よさそうなので基板を起こして発注します。今回は初めて使うJLCPCB。

Vカットで小割の面付にしたのですが、一片のサイズが小さすぎると追加料金がかかるとのこと。今回はオリジナル並みに小さく作るのが目標でもあるので、追加料金を払って作りました。

10日ほどで到着。送料はOCS扱いでなんと$1.03、総額で$17.78でした。全部でモジュール70個分の基板が手に入りました。


実装して動作確認、うまくいったようです。



基板がたくさんありますので差し上げます。希望される方はコメントでお知らせください。

2022年12月6日火曜日

VFDを使ってみる(1)点灯試験

 名古屋出張の折、大須のボントンで光るデバイスをいろいろ購入してきました。

赤いものはDATELのデジタル電圧計です。村田製作所のサイトにデータシートがありますが同じもののようです。緑のは東芝の大きい7セグ、紙フェノール基板に乗ってます。それと懐かしい形状のシャープのLED。

一番の大物は、デジタル時計用の蛍光表示管(VFD)です。NEC LD8195と銘板がついています。昔のロゴが懐かしい、ということは1992年のCI変更以前のものです。

今回はこれでロジックICで組むデジタル時計を作ってみようと思います。

まずはこのデバイスの素性が知りたいところですが、データシートがみつかりません。

VFDなんてどれも同じようなものだろう、と勝手な思い込みから、他のメーカや製品の情報とネットの書き込みを手掛かりに実験することにします。

ヒーター、カソードにあたる「フィラメント」に3Vを印加すると65mA流れましたので、とりあえずこれでやってみます。つぎに、9V電池2個を直列にして18Vとして、フィラメントとグリッド・アノードの間にかけてやるとセグメントが光りました。グリッドとアノードは同電位です。蛍光の色がいいですね。適正電圧は実験して探ってみましょう。


(つづく)