アマチュア無線再開にあたってCQ誌を買って読んでみたのだけれど,昔とはすっかり事情が変わっていて興味深かったです。
ページ数が少なくなったのはまあ,ご時世でしょうか。
ふた昔前は広告ページが厚みの半分を占めていて,バックナンバーを保存するためにアイロンで背表紙を熱していらないページを外していたものです。
さて,その今の雑誌で気になっていたのが,デジタルモードでの運用です。
かつては私も430MHz帯でのパケット通信でローカル同士のチャットやRBBSの利用などを楽しんでいました。
短波ラジオから時折聞こえるRTTY,SSTVなど音声以外での無線通信には興味がありましたが,なんでもパソコンでやらせてしまう今から比べると大げさなハードウェアでの付加装置が必要なのと,当時オンエアしていた6mバンドではこれらのアクティビティが不活発だったこともあって,そのままになっていました。
購入したFT−991Aではこれらのデジタルモードの運用に特別な装置が不要で,パソコンとUSBポート同士を接続してソフトウェアを起動するだけの手軽さだというのです。
さっそく愛用のMacにWSJTXをインストールし,CQ七月号付録のJT8運用マニュアル入門編を参考にリグと接続,設定を済ませます。
7メガ帯でチューニングを合わせてやると,音は聞こえてくるけれども復号されません。
設定を開いてみると,どうやらUSBの通信が働いていない模様。
ポート設定を /dev/tty.SLAB_USBtoUART にしてやったらCATが働くようになり,15秒ごとに聞こえてくる信号を復号し始めました。
新しいことを試すときはなにごともすこしずつ課題をクリアしていくのですが,いつもこの瞬間が楽しくてやめられません。
DX同士の交信も見えます。ノイズレベル以下の信号も復調できるというのがFT8モードの売り文句ですが,これはすごいとしかいいようがありません。
こちらからの信号がうまく届くかどうかはわかりませんが,局免がとどいたあとが楽しみです。
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