ここ数年は歳をとったせいか夜更かしが苦手なもので,先日ここに書いたようにFDコンテストは2日目の朝からの参加にしようと思っていたのでした。
でも土曜の18時になってCQコンテストの声が聞こえてくると,いてもたってもいられなくなり結局(時間的には)フル参加。
いまから25年ちかく前,自分の学生時代の国内コンテストというと,7メガはバンド幅が今の半分だったせいもあって,端から端までランニング局がびっちり並んで,私どこでCQ出したらよいの?という記憶があるのですが,いま我が家からワッチするそれはスカスカで,強い局以外はノイズの海に漂う木船のようなありさま。
もっとも,所属していた学校クラブの設備は7メガ2エレが35メートルくらいのところにあがっていて,地表近くまでだらしなく垂れ下がった我が家の逆Vとは訳が違いますから,今だってちゃんとタワーに3エレくらいあげれば沢山聞こえているのだ,と思いたいところです。もっともフィールドデーコンテストは50ワット上限のルールですしね。聞こえが弱くて当然。
開局以来FT8ばかりやっていたので,リグの操作なんて覚えていません。だいたいどんな機能があるかよくわかっていない。
レガシーモード,とくにSSBでの運用は両手と口を忙しく使わなくてはならず,説明書と首っ引きで,今回はリグの機能と操作をだいぶん理解しました。
なかでもこれはすごいと思ったのはデジタルノイズリダクション回路。これをオンにするだけで,ノイズに埋まって聞こえないような音声が浮き上がってくるのはたいしたものです。さすが21世紀。
電信も久しぶりにQRV。
自作パドルは剛性が低くていらないところで点を多く送ったりするので使えず,PCキーイングは設定がよくわかんないままで,FT−991Aのメモリーキーヤーからナンバー送ってましたが,これは小さなタッチパネルをちまちま押さなくてはならないため操作しづらく,次までにPCから送れるように改善が必要。
7メガ電信電話で70局足らず,マルチは30に達しませんでしたが,20数年ぶりのコンテストQSOを楽しみました。
来年はもう少しポイントを増やせるようにアンテナとリグ周りを整備したいところですね。将来は移動局でオンエアも。
そして電話運用は両手が空くようにフットスイッチとスタンドマイクがほしいところ。使いみちがないPA用のマイクとスタンドがあるからこれでやってみよう。